ボリューム (CC#7 ボリューム)

(大文字)X7=値

各メンバーの基本音量を設定します。

概要

「あれ?」と首をかしげた方がいらっしゃるのではないでしょうか。「音量」を設定する記号が2つあるんです(^^;

  • X7= …… ボリューム
  • V (X11=) …… 音量(エクスプレッション)

Museで言う 「音量(V)」 は X11= のハズなのに、X7= にも「ボリューム」という名前が付いていますねぇ??? でも V と X7= は、ちゃんとそれぞれに役割を持ってるんですよ。

x7_v

V ( X11= ) は、本来 X7= で決めた音量の中で 0 ~ 127 の変化をするモノです。 「メンバーの基本音量は X7= で調整し、V はクレッシェンドなどの抑揚に使う」 というのが、望ましい使い方です。X7= で一度決めた基本音量は、以降変える必要はほとんどありません。あとは V のみで音量操作をしましょう^^

VとX7

設定範囲

X7=0 ~ X7=127

初期値

X7=100

記述例

@A X7=100 ; Aメンバーの基本音量
@B X7=50 ; Bメンバーの基本音量
@C X7=80 ; Cメンバーの基本音量

「使い分けなんてヤヤこしい」と思われるかもしれませんが(^^; たとえば、「V でクレッシェンドなどの抑揚を付け終わったあとで、そのメンバー全体音量を変えたくなった」 なんてときには、X7= の値を変えるだけで済むのでたいへん便利です。(Vだけ使用の場合だと、データ内すべての設定を変える必要がでてきてしまいます) 「音量抑揚を付けながらフェードアウトさせたい」 などの例を考えると、どちらか一方だけでは不都合が生じてくるのが解ると思います。